2011-06-08 第177回国会 参議院 災害対策特別委員会 第9号
○政府参考人(黒木慎一君) 「もんじゅ」につきましては、これは同じように全交流電源がなくなって海水の冷却系がなくなった場合でございますが、原子炉が停止した後、「もんじゅ」は、一次系のナトリウムループ、これは自然循環によって回ることになってございます。
○政府参考人(黒木慎一君) 「もんじゅ」につきましては、これは同じように全交流電源がなくなって海水の冷却系がなくなった場合でございますが、原子炉が停止した後、「もんじゅ」は、一次系のナトリウムループ、これは自然循環によって回ることになってございます。
原子炉を回る一次系、それからそれを蒸気に伝える間に二次系のナトリウムループ、さらにその外側に水・蒸気系ということで、そこで蒸気を起こして発電をすると、そういう水・蒸気系があるわけでございますが、そこの試験の過程において、一部フラッシュタンクと言われるところのタンクの圧力が低下をいたしました。この低下によりまして十分な水が流れないという事象が起こりました。
しかしわが国のほうは、御承知のようにいまこれから実験炉の建設をやろうということと同時に何だかナトリウムループであるとか、アルファ・ガンマ・ケーブだとか、臨界実験装置だとか、モックアップだとかなんとかかんとかというむずかしいことを、一方において施設をこれからつくるのがあり、それからその施設を使ってこれから実験するのであり、この施設をつくることと、その使って実験したデータを集めて、そしてそれを設計材料としてこれからやろう
したがいまして、実際にナトリウムループなり、あるいは実験炉なりを目前に置いて、それをなぶってほんとうのデータをとったということが欠けておりますけれども、まあ紙上的と申しますか、データ的と申しますか、そのような知識は相当たくわえておるというふうに私は考えます。ただ、いま有澤先生もおっしゃいましたが、ものをつくるということは、この間もちょっと申し上げましたけれども、原研だけではとうていできない。
あるいは大型ナトリウム・ループの建設に着手する。それから在来型の導入炉につきましては、動力試験炉の改造、あるいは試験研究委託費及び補助金の交付等によりまして、安全性なり燃料に関する研究を推進して開発を促進する、かような考え方で、動力炉開発につきましては多額の金額を投入いたしましてこれを推進してまいりたいと考えております。